シジュウカラ
2週間ほど前のこと。。。
ベランダの窓を開けると
ピィピィジージーとナニモノか達の鳴き声らしき大合唱♪♪♪♪
恐る恐る鳴き声のするウッドのプランターカバーを覗いてみると
なんとまぁ、小さなヒナたちがピィピィジージー鳴いていたのです。
ほどなくすると、親鳥がやってきて
どうやら私を威嚇している様子。。
一旦部屋に入り、窓から観察していると
この鳥さんはシジュウカラでした。
ひっきりなしに母鳥と父鳥が交互に餌を運んでいて
ヒナたちは、その度に大合唱♪♪♪♪♪♪
ネットで調べてみると、
シジュウカラはその巣作りに
動物の毛なども使用するらしく、
よく見てみるとヒナたちのお布団は
白い綿のような毛で温かそう。。
これって多分、愛犬コハルの毛ではないのかなぁ。
ベランダのどこか隅っこにたまっていた
毛なのではないか???多分そんな気がする。。
そう思うと、このシジュウカラ家族とのご縁は
コハルからのギフトに違いないと嬉しくなりました。
この家に住んで16年半。
去年までは、愛犬がべランででパトロールしていたので
鳥さんが我が家で巣作りする事はなかったけれど
今年は、ワンコがいないベランダのプランタカバーの中が
安全な巣作り場所になったのでしょう。
それにしても、
親鳥たちの子育てに対する行動には
本当に心打たれました。
早朝から夕方までひっきりなしに
餌を運び続けているのです。
ある日のこと、、
いつもと違う親鳥の叫び声が聞こえたので
ベランダを見てみると、、そこにはカラス!!
咄嗟に私が鬼の形相で威嚇し追い払いましたよ👹
その後、シジュウカラについて検索すると
動物言語学者の鈴木先生による、
シジュウカラの鳴き声は言葉であるという記事を見つけ
その賢さに感動。。。
●ご参考まで↓
まさに、カラスが来た時のいつも違う親鳥の鳴き声というのが
鈴木先生が発見したシジュウカラの言葉、
「ピーツピ(警戒しろ)・ヂヂヂヂ(集まれ)」でした。
これは、仲間を呼んで天敵を追い払う時の号令だそう。
後日、再び「ピーツピ・ヂヂヂヂ」が聞こえ時は、
その号令に従ってすぐさま
ベランダのカラスを追っ払いに行きましたよー
そんなこんなで
約2週間ほどのご近所づきあいでしたが
嵐が去った今朝、どうやら巣立った模様。。
毎日ベランダから聴こえていたヒナたちの声や
親鳥の澄んだ鳴き声が聴けないのは
なんともさびしい。。。
けれど、こんな近くで
シジュウカラさん家族の子育てを見せてくれて
本当にありがとう。
そして、自然界がとても厳しいことも
この2週間で教わりました。
6羽いたヒナでしたが、巣立ったのは4羽。
先週早くに亡くなった1羽は、
親鳥がその亡骸を巣の外へ運び出し、
そしてもう1羽の亡骸は今朝
誰もいなくなった巣にポツンと
横たわっていました。。
巣立った幼鳥たちの中で成鳥になれるのは
さらに少なく。。
新しい命が誕生する度に
自然界で起きる容赦ない淘汰。
始まりと終わりが繰り返されて
粛々と命が循環していく。。
小さなシジュウカラが子を育み
生きる姿から
この上ない感動をいただきました。
ありがとう。
📷
巣を見つけた時のヒナたち。
孵化から1週間弱程度だったのかな。
📷
巣立つ1週間前くらい。大分しっかりしてきた。
📷
餌を与えて巣から出て来た親鳥さん。
追伸
巣に残った1羽の亡骸は土に返してあげました。
生まれ変わったら、
次は元気に巣立つんだよ。
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